ゴルフ向上委員会 ”シブ子” レポート隊

 2022年4月1日号


 シブ子はビッグ・スターの確固たる証拠


 渋野日向子選手というのは、なんと「ドキドキ・わくわく」すること期待を
 裏切らない選手なのだ。

 その意味では観衆を「ドキドキ・わくわく」さす特殊能力は既にビッグ・
 スターだ。

 前年の全米オープンや今回のメジャー・シェブロン選手権であったような
 首位からスタート
 したかと思えば前日3日目には5つスコアを落とし21位まで順位を下げたり。

 全米ワースト記録"80"をやらかしたかと思えばコースレコードに迫る最小
 スコアを叩き出したり。
 シブ子の強靭なメンタルに支えられたマネージメント力は半端ない!
 だが、この日2番でティショットを右に曲げてから異変が生じた。

渋野「あれが引っ掛かりましたね。飛ばしたい欲もあって力みもあった。
   ひとつ曲がって怖くなってしまった」。

 朝の練習は体は動いて順調に見えてたが、

渋野「しっかり振っていきたいという気持ちが悪いほうにいきましたね。
   力むとトップが浅くなる」。

 メジャーのセッティングはラフに入れてしまえば
強靭な根ばりで距離も
 出ない。
 グリーンは固く難しいポイントに切ってあり、先ずは止まらない。

渋野「きょうはラフを堪能しましたね」と自虐気味に苦笑い。
 

 それでもラウンド中に調子を取り戻せたのは収穫だ。

渋野「修正したいと思って回っていました。
   トップをちょうどいい位置に丁寧に上げることを心がけ
   ました。
   後半は飛んでいましたし、フェアウェイキープもできた。
   それがチャンスにつながればよかったんですけどね…」。

 スコアにつなげることはできなかったが、もう1日残しているだけにその差
 は大きい。

 これまで「予選通過が目標で優勝を意識していない」と、話していたシブ子。

 単独首位での決勝となり、「気持ちの作り方も難しかったです」と。言う。

渋野「首位から出て欲というか、上位に居続けたいと思った。
   チャンスがあるところにいたいと思った。
   一番上にいる厳しさは何回やっても慣れない。
   全米女子もそうでしたけどね…」とため息。

渋野「最後のほうにいいバーディが獲れた。切り替えて上位を狙って頑張り
   たい」。

渋野「優勝は厳しくても、5月のリシャッフルとか、シード獲得を考えると
   ポイントの高いメジャーで上位に入ることは第一条件なんです。
   きょうの分まで最終日は笑顔で終わりたいです。」


 17番ホールでバンカーからナイスアウトしピンに寄せるとギャラリーから
 大歓声が沸き、歓声に応える渋野選手のチャーミングなしぐさを見て
 ボランティアの女性からは「
she's cute!なんていう声も聞こえてきた。
 
このリアクション、アメリカでも人気の選手なることは間違いなさそうだ。

 
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   プロデューサー  byゴル吉クロ